伝書鳩のブログ

レクチンフリー・グルテンフリー・自然派生活

無農薬・オーガニックの食品を食べるようになって感じること

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私は、2年ほど前に、リーキーガット(腸漏れ)を何とか改善しようと、食事や生活を見直しました。

 

見直したおかげで、リーキーガットによる不調も改善しました。

  

今でも食事や生活は、日々、自分の体や心に合わせて見直すという作業を繰り返しています。

  

私が食べるものは、添加物を使用していないものばかりになり、野菜や果物は、農薬を使用していないものが8割くらいになりました。

 

無農薬やオーガニックの食品を食べるようになって感じることを、つらつらと書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

口にする食品の添加物や農薬について以前は全く気にしていませんでした

 

 

なぜなら、「人体には安全な範囲で管理されている」のだから、「心配する必要は全くないし、むしろ、調理や扱いが便利になり、保存性も高くなり、衛生面でも体に良い」と思っていたからです。

 

 

一度も、疑ったことなどありませんでした。

 

 

アレルギーなどが増えているのは、今の人は昔に比べて、運動量が減ったりして、軟弱になったから、弱っちぃ体になったからだ、と考えていました。(ごめんなさい)

 

 

リーキーガット対策を始めた頃も、レクチンやグルテンというタンパク質(植物毒)が私には大いに影響しているということがわかり、これらの食品を除去することは積極的に行っていましたが、添加物や農薬に関しては、すぐには手をつけてはいませんでした。

 

 

レクチンに関する本にも添加物や農薬に関する記載はありましたが「そこまで気にしなくても」という気持ちが、やっぱり、どこかに根強くあったのだと思います。

 

 

ですけれど、食べ物を見直して行くうちに、これまで鈍っていた感覚が、違和感を教えてくれるようになり、小さいですが、体の反応としても現れているのがわかってきました。

 

 

これまでは、感覚を鈍くすることで体の中に溜め込んで、表面上は適応してきたのです。

 

誤魔化すことで、生き延びてきた、と言えるかも。

 

 

体の中のゴミの埋め立て地が、もう飽和してしまって、見えないように埋めておく場所がもうないんです。

 

 

外見を、化粧や高い洋服を着て誤魔化すのも、同じことですね。

 

 

腸にカンジダが蔓延して、カンジダが重金属など体に悪いものを抱え込んで腸に食い込むバイオフィルムを形成していたので、これを改善するのが大変でした。

 

 

カンジダを悪者扱いしていました。

 

 

けれど、体が処理できないほどの有害物質をカンジダが抱え込むことで、体を守ってくれていたのかもしれない、とふと思いました。

 

 

当たり前ですが、悪いのはカンジダではなくて、私の食事や生活ですものね。

 

 

 

体や心に違和感のあるものを見直していくと、添加物や農薬を使っていないものが増えてくる

 

 

一般に言われている情報よりも、自分の体と心の違和感に、生活を合わせるようになりました。

 

野菜と果物は、今では、8割くらいは、「無農薬・オーガニック」のものになりました。

 

 

価格が高いし、身近で手に入りにくいのがネックですが、価格は高くとも、ちょっと買い物には手間がかかっても、私の体には、それだけの価値があるものとして今では納得というか、全く気にならなくなりました。

 

 

 以前は、「安くて品質(見た目)が良いもの」が購入の基準だったので、しばらくは、「うーーーん、高いから買えない!」と、購入を見送ることが多かったので、この辺りの意識の変化は、本当に180度変わったな〜と思います(笑)

 

 

「おしゃれ」や「カッコいい」で購入しているわけでもありません。

 

 

私の身体になる原料を購入しているんです

 

 

私自身を購入しているということ

 

 

お野菜や果物などの食品だけではなくて、環境や、関わる人たちも、私自身だと捉えるとずいぶん見方は変わってきます。

 

 

ベランダ菜園をほんの少しですが初めて経験して、これだけで言うのはおこがましいですが、農薬を使わないで栽培することがどんなに大変か、ということの理解に少しですがつながりました。

 

 

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無農薬・オーガニックの農家さんは普通の農家さんに比べると、補償も少ないみたいで、大変なご苦労をされているのだろうと思います。

それでも栽培しているのは、それぞれに信念をお持ちなのでしょうね。

 

 

 

お買い物も投資の一つだな、と思います。

 

 

 

無農薬の野菜を食べて感じること

 

 

私が、無農薬の野菜を食べて感じるのは、「劇的にウマーーーーイ!!!!!」という刺激的なものではありません。

 

 

もちろん美味しいのですけれど、派手で劇的なものではなくて、

 

 

余計な味がしない、そのもの本来の美味しさ、とか、身体がすんなり受け入れる、というような、繊細な美味しさです。

 

 

これは、無農薬のものと、そうではないものを、何度も行き来していると、だんだんはっきりわかってきます。

 

 

無農薬のものは、そのまま味付けなしや、塩だけのシンプルな食べ方で十分美味しいというのは、そのようなことが理由かな、と思います。

 

 

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春に通りががりの八百屋さんで偶然出会った無農薬のアスパラ。

立派すぎてお皿がギリギリ。茹でて、塩とオリーブオイルで。

 

 

農薬使用の野菜など食べると、わずかですが、身体が緊張?というか、何か力みというか、ワンクッション何かを感じています。

 

「ん?」「む!」

 

と、声にはなっていないけれど何かちょっとだけ抵抗感を感じることがあります。

身体にとって、異物が含まれているということなのかな?

 

 

無農薬の野菜はこれがない。だからすんなり身体が受け入れるし、余計な味付けは不要で、十分満足で美味しい。

 

 

 

オススメの無農薬の野菜

 

私が無農薬の野菜の中でも、とても美味しく感じるのは、人参とブロッコリーです。

 

人参は、もともと好きというわけではなく、いつも、特有の青臭さが気になっていました。

 

ところが、無農薬の人参を食べると、いつもの青臭さがなくて、感じるのは甘さと良い香りです。

 

ブロッコリーは、茹でた時の香りが苦手でした。なんとなく、モアっとした硫黄というかなんというか、香りがあまり好きではありませんでした。

 

ところが、これも、無農薬のブロッコリーは苦手な香りがありません。茹でた湯気の香りは、甘くてとても良い香りです。

 

こうして考えると、私が感じていたものは、野菜そのもののものというよりは、農薬だったのかな?と思ったり。

 

無農薬のブロッコリーは手に入りにくのですが、人参は扱っているお店も多いので、よく食べるようになりました。そのまま、ポリポリ食べるのも好きです。

 

 

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オーガニックであれば、ドライフルーツが好きになりました

 

 

私は、子供の頃から、ドライフルーツ全般があまり好きではありませんでした。

 

ねっとりした食感が苦手なのかな、とか、果物アレルギーなのかな、と思っていましたが、そうではないところに原因があったかもしれません。

 

 

若い頃、ドライマンゴー好きな友人がいて、おやつによく食べていて、私にもいつもおすそ分けしてくれました。

 

私はなんとなく、香りが苦手で(もわーっとしたトロピカルな香り)、口に入れるとピリピリするし、はじめはちょっといただいていましたが、そのうち「マンゴーにアレルギーがあるみたい」と言って断っていました。

 

 

ところがですね、少し前に、よく利用するiherbなんですけれど、注文ついでに、来客用のおやつにいいかな、と思って、オーガニックのドライマンゴーとデーツを購入してみました。

 

どちらもお茶請けに良いし、日持ちするので買い置きに良いし、デーツは、美容にも良くて最近甘味として人気ですよね。

 

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Made in Nature, オーガニック乾燥デグレヌールデーツ、オーララシャススーパースナック、227 g

Made in Nature, オーガニックドライマンゴー、スイート&タンジースーパースナック、227 g(8 oz)

 

 

自分では食べるつもりはなかったのですが、いざ、ドライマンゴーの袋を開封してみたら、香りが美味しそうに感じたんです。

 

それで、思わず、パクリと食べてみたら、美味しいんですよ〜!!

口の中のピリピリもないし、「もしかすると、私のマンゴーアレルギーは良くなったのかもしれない!」と思いました。

 

 

その後は、嬉しくて、普通に売っている「ドライマンゴー」を購入しました。

そしたら、やっぱりダメなんです。

香りも苦手だし、口の中にピリピリとした違和感が・・・。

 

 

結論としては、オーガニックだと大丈夫で美味しくいただけるので、果物アレルギーではなくて、農薬とか保存の薬剤に反応していた、ということがわかりました。

 

 

デーツも、オーガニックのデーツは美味しくいただきました。そうではないものだと、これも口触りがちょっと苦手だったんです。

 

 

そういえば、かなり前ですが、花粉症の検査をした時に、ついでに食物アレルギー検査を受けました。

 

あと、リーキーガット対策を始める前に、遅延型アレルギー検査(自費郵送のもの)をしました。

 

牡蠣とアワビ(どちらも大好物)にアレルギーが少しありましたが、他には主だったアレルギー反応はありませんでした。

 

 

もともとのドライフルーツ嫌いは、子供の頃からなので、やっぱり体は素直に反応しているんですね。

 

好き嫌いという、わかりやすい形で。

 

 

それが大人になると、アレルギーかな?と紐付けてみましたが、アレルギー検査には出ないし、ハテ?となっていました。

 

ここに「農薬に心配は不要!」という意識が働いているので、原因がわからなかったんですね。

 

 

子供の好き嫌いは尊重すべきでは?と、思う次第です。

 

 

ちなみに、ドライではないのですが、キウイフルーツもですね、食べると口の中がチクチクして苦手で、軽いフルーツアレルギーだと思っていたのですが、最近は、有機キウイフルーツが普通に売ってますよね。

 

食べてみたら、チクチクがないんです。

これも農薬とか保存料だったのかもしれないな、と思っています。

 

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これはコープで購入した有機のキウイ

ちょっともそっとしますが、皮ごと食べられます

 

 

 

無農薬を選ぶ行動に拍車をかけた出来事

 

 

そうはいっても、毎日の食卓に上がる無農薬のお野菜の比率は、良くて半分くらいかな?という感じでしたが最近は80%くらいまで、飛躍的に向上しました。

 

 

これは痛い目にあったから。

 

 

無性に「セロリが食べたい!」という日があって、そんな日に、朝採りの新鮮な大株のセロリが、スーパーに売っていました。

 

 

もちろん、ウキウキで買いました!

セロリの葉もたっぷりで、いつもは葉はスープに使いますが、その日は、あまりに新鮮だったので、大きなお皿てんこ盛りで、葉も茎もサラダにして食べました。

 

 

次の日、目がチラチラして見えにくいのと、カップの水を2回くらいこぼすことがありました。

 

 そして、トイレに行くと、尿の香りがこれまで嗅いだことのない妙な香りで、やや強烈です。

 

 神経症状といえば、私は、レクチンの中でも小麦グルテンを食べると、数日、目が見えにくくなることがありますが、これとはちょっと違う感じ。

 

 

 気にしなければならないようなものは全く食べていませんでしたし、唯一気になったのは、セロリの農薬でした。

どんな農薬かはわかりませんけれど、グリホサート系の農薬は枯葉剤ですし。

 

 

それで、ほぼ毎日飲んでいる野草茶を、その日から数日はたくさん飲んでみました。

飲んでいたのは、どくだみ(上)、よもぎ(右)、スギナ(左)です。

 

 

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どくだみは、名前の通り、毒出しですし、よもぎも毒出しや炎症に良いですし、ちょうど良いかもと思い。

 

 

野草茶の他に、活性炭も飲みました。

 

 

それで、3日後には、尿の香りも通常になり、視神経の症状なども消えました。

 

 

もちろん、一連のことは、私が勝手に感じたことで根拠はありませんし、もしかすると他の食べ物か、食べ物以外の他に原因があるのかもしれません。

 

 

最近は、リーキーガットと食べ物や環境に関連したことは自分に関する範囲のことであれば、だいたい把握できているので、コントロールした生活を送っているつもり。

 

 

リーキーガットに限らず、たぶん内科的な不調であれば、自分で調整することで、セルフケアできると感じています。

 

体には、その力がもともと備わっている。

 

自分が気づいていないだけ。

 

 

なので、何か新たなことがあった時、除外できるものとそうではないものを見て行くと、可能性の高いものが残るので、そこを原因としてみています。

 

 

このようなことはこの時だけですが、体内では確実に、農薬などの有害物質を処理しているんだな、と感じました。

 

微量でも積もり積もれば害になり、表面に出てくるか見えないかの違いですよね。

 

 

それで、農薬に関しては、それまでよりは気にするようになりました。

最近は、無農薬食品は全体の80%くらいかな?

100%になるといいな。

 

 

というか、誰でも普通に買い物して、無農薬100%の世界になるといいな。

 

 

農家さんも、農薬散布自体が危険な作業なので、命削ってます。

誰も危険に晒されることのない世界になって欲しいです。

 

 

 

残留農薬の多い野菜・果物としては、

アメリカEWG調査2020年https://www.ewg.org/foodnews/summary.phpでは、セロリ11位です。

他は、いちご、ほうれん草、ケール、ネクタリン、りんご、ぶどう、

桃、さくらんぼ、梨、トマト、ジャガイモ、レタスなど。

 

  

フランスでは使用禁止、ヨーロッパでは使用規制が相次ぐネオニコチノイド系の農薬に関して、「2015年5月19日に厚生労働省は、ネオニコチノイド系農薬の食品残留基準を緩和した。一例を挙げれば、ほうれん草では従来の13倍に緩和した」by Wikipedia

と、日本では世界の流れとは逆に増えていたり。

 

 

人体には悪影響はない範囲とされているものでも、私は自分の体の声の方を信頼します。

 

  

こんな資料を見つけたので、参考に貼っておきます。

農薬中毒の症状と治療法 医療従事者用資料

日本中毒情報センター監修 農薬工業会 

https://www.jcpa.or.jp/labo/pdf/2018/poisoning18.pdf

 

 

 

無農薬・オーガニックの野菜を買うお店

 

 

最近では、無農薬・オーガニックの野菜を取り扱うお店が増えてきて、嬉しいです。

 

 

信頼できる作り手の農家さんと知り合って、直接購入するのが理想ですが、私はそこまでいっていないので、店舗で購入しています。

 

 

大きなスーパーだと、唯一利用するのは、コープかな。

夏場は地元の農家さんの取り扱いがあるし、大型のコープだと、アレルギー対応の食品コーナーがあるので便利です。

 

 

ほとんどは、個人で営業している健康食品店で購入しています。

健康食品店の経営者の方は、強いこだわりと信念を持って営んでいらっしゃるので、契約している農家さんもやっぱり同じような方なんだろうな、と感じられるお野菜が並んでいます。

 

 

土付きで形は不恰好とか、購入する側も誰も気にしていません。

形もバラバラだし、個性的なお野菜が多いですが、お味はとても繊細です。

 

 

野菜が溶けて腐るか、それとも枯れるか、は、有機の肥料を使っているか、そうでないか、の違いのようです。

場所によっては有機肥料は使った方が良いようです。

 

 

たまに巡り会う無農薬のお野菜の中に、何日経っても痛まず、バリバリでシャキシャキな元気なお野菜がいます。

 

とても健康な土地で育ち、中でも強い個体は、そのようなお野菜に育つのだそうです。

 

 

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そして、そのようなお野菜を良く見かけるお店となると、自ずとお店が決まってきます。

 

 

いつも入荷があるわけではないですし、私の家からはちょっと遠いのですが、そんな元気なお野菜に会えるとなると楽しみで、月に何度か通っています。

 

 

農家さんと、育つ環境に、これからもがんぱって欲しいし、応援したいな。