リーキーガット対策を始めて、1年後の食事や生活
さまざまな体の不調の原因が、リーキーガット(腸もれ)だとわかってから、改善するために食事や生活を見直すようになりました。
1年経過した頃の状況を記録します。
- はじめは手探り状態
- 体重の変化〜自然に10kg減量
- デトックスと好転反応を繰り返していたが、今では好転反応による不快な症状はなく、体調も良好。
- 起床時のだるさや眠気もなく、早朝にスッキリ目覚めるようになる。
- 食事回数と食事内容
- 食事内容・体調・排便など、毎日記録すると、不調などの原因がわかりやすくなる
- まとめ
はじめは手探り状態
振り返ると、リーキーガット(腸もれ)が原因だということがわかっても、さらにその原因がすぐにはわからなかったので、はじめの頃は手探り状態でした。
体と仲良くなって、何を食べたら良いか、どれが私には合っている方法か、一つ一つ試しながら、取り組んできました。
私の場合は、食物に含まれるレクチン(植物毒)というタンパク質が主な原因だということが特定できてからは、レクチン除去、腸カンジダ対策、デトックスに取り組むことで徐々に改善していきました。
これ以外にも、農薬、塩素、除菌しすぎの生活などが影響していることを実感し、生活を見直しました。原因を特定するまでが、一番難しかったかも。
体重の変化〜自然に10kg減量
体重は、1年前と比べると10kgほど減りました。
これは、中年になり増えた分が減った感じです。
私は痩せ型で体重変化もなく過ごしていましたが、30歳代中ごろから、徐々に体重が増え始めて、数年で8〜10kgオーバーを行ったり来たりするようになっていました。
ですので、この1年で、若い頃のベスト体重に戻った感じです。デトックスをし尽くした感じなので、体脂肪はかなり少ないと思います。
これは私ではありませんが、まさにこんな感じです。
そのままでは、ズボンが脱げてしまいます。
嬉しさ反面、大きめサイズに買い換えた服を、再び、買い直すことになってしまいました。
デトックスと好転反応を繰り返していたが、今では好転反応による不快な症状はなく、体調も良好。
体重は、何か新たなデトックスをするたびに、3kgくらい落ち、しばらくすると1〜2kg戻る、というのを繰り返しながら、今に至る感じです。
ネティ(鼻洗浄)
アーシング(電磁波、静電気デトックス、代謝や血液循環が悪くなる)
化粧品(肌断食)
など、これまで色々と試しながらやったことです。
何か新たなデトックスを行うたびに、便がタールっぽくなったり、吹き出物が出たり、頭痛があるなど不快な症状が一時的に見られ、体で変化が起こっていました。
これまで蓄積された毒素が体内から排泄される過程で、表層に出てきた毒素による不快な症状だと考えられました。
症状は一時的で、毒素の排泄が終われば消失します。
毒素は、体内では主に結合組織に蓄積されます。
結合組織とは、脂肪、コラーゲン、腱や靱帯などですので、主に脂肪やコラーゲンが毒素と一緒に落ちることで、体重も落ちていったのだと思います。
食べ物や、生活リズムなどが整っていれば、今では体の不調はありません。
これまで溜め込んだ毒素を、一年かけて体から出し切ったのだと思います。
毎日排便もしっかりあり、運動や入浴で汗をかき、不要なもの、毒素の原因となるものを、なるべく体に取り込まないようにしているので代謝バランスも整い、体内に毒素をためない循環ができているのだと思います。
起床時のだるさや眠気もなく、早朝にスッキリ目覚めるようになる。
リーキーガット対策を初めて半年経過した頃から、早朝に目覚めるようになった、と書きましたが、それは今も続いています。
これまでは、朝は体が重だるくて、起き上がるのもシンドイと感じることが日常になっていましたが、早朝にパチッと目が覚めるようになり、体の調子も軽く、疲れやだるさも全く感じないので、そのまますぐに起床できます。
最近は朝起きると、すでに体調は絶好調の状態のうえ、早朝なので朝の時間にかなりのゆとりがあります。
「さて、何をしようか」と、やる気に満ちています。
起床して歯磨き後は、すぐに床の水拭きが日課です。
起床時が一番元気な感じなので、動きたいんです。
四つ這いになって床を拭くのは、運動にもなりますし。体のだるさがないと、体を動かすことが億劫ではないので、生活全般で、マメに体を動かすようになりました。
これは、リーキーガットによる不調がなくなったので体調が良くなったことと、食事量や回数が減ったことで、消化に使っていた膨大なエネルギーや酵素が必要なくなり、体の修復に使うことができるようになったためと考えられます。
これまでは、就寝中も消化で忙しかった体が、その必要がない分、体の修復を十分できるようになり、朝にはすっかり修復された体という状態で目覚めることができるようになりました。
食事回数と食事内容
食事は、一日1.5〜2食になりました。
食事は、一日1.5〜2食です。
軽い朝食と、通常量の夕食。
昼食は、通常は食べなくなりました。
食事は、朝食のボリュームが減ってきて、逆に、夕食のボリュームが増えてきました。
果物ばかり食べていましたが、果物の量が減ってきました。
一時期は、一日中果物ばかり食べていましたが、最近は、夕食がメインなので、普通っぽいメニューに近づきました。
果物ばかり食べていた頃は、排便の量がとても多かったです。
考えてみると、デトックスが大きく起こっていた時期と重なります。
果物ばかり食べるような食生活だと、体を壊しそうに思いますし、過去の私であればそうなっていたかもしれませんが、不思議なもので、果物ばかり食べた方がむしろ体調が良かったんです。
果物が、この時期の大量のデトックスをスムーズにしてくれたのだと思います。
食事量は、朝食メインから、夕食メインに変化。
朝食は果物メインでお腹いっぱい食べていましたが、ある時から、急に、朝の食欲が減りました。これは、朝食をたくさん食べていた頃のメニューです。
ところが、急に朝の食欲があまりなくなりました。
最近では、食べるときはフレッシュジュース(主にフルーツ、小松菜など少量、リンゴ酢)だけか、プラス、果物です。
または、朝、何も食べなくても特に空腹感を感じることなく、夕方まで、疲れもせずに体の調子が良いです。
かえって、朝食べていない方が、調子が良いように感じることも。
夕食は、あまり調理したものではなく生の野菜ばかり食べていましたが、果物が減ってからは、今度は、加熱調理したものが食べたくなったので、茹でたり、軽く焼いたりのシンプルな調理ですが加熱したものの割合が増えました。
食事内容について
本など参考にしながら、実際に一つ一つ食べてみて自分に影響のある無しを確認しています。これは、はじめは大丈夫だったけれど後から影響が出たなど、変化することもあります。
ダメな時のサインは、頭痛、関節痛、目が見えにくい(老眼?)、便秘、ブレインフォグ(頭がモヤっとする、考えがまとまらない)、顔や肌の色や状態の変化、体がだるい、などです。
気をつけている食べ物(私の場合)
・穀類、豆類
レクチン(グルテンもレクチンの一つ)を含むもの(穀類、豆類)は食べない。
米、大豆製品(豆腐、豆乳など)、小麦製品(パン、うどんなど)、そばはNG。
発酵した納豆、味噌はOK。
プンパーニッケル(ドイツのサワーブレッド)は、はじめの頃OKで食べていましたが、半年経過くらいから便の出に影響するので食べなくなりました。
主食の代わりになるものとしては、イモ類(さつまいも、山芋など)、キビ麺、あわ麺、ホワイトソルガム粉、キャッサバ粉、グリーンバナナ粉など、レクチンを含まない食品。
・野菜
レクチンが多いナス科野菜、高SIBO食品は控える。
ナス科(じゃがいも・トマト・なすなど)野菜は、加熱調理、アク抜きをして、たまに食べる程度。
高SIBO食品(私の場合は、りんご・玉ねぎ・ごぼうなど不溶性食物繊維の多いもの)は、腸内でガスが発生しお腹が張るので、なるべく控えて、ごくたまに食べる程度。
・肉
抗生物質など投薬のない、できれば穀物飼料ではなくグラスフェッド飼育(牧草飼育)のものはOKですが、肉自体の消化が悪いので食べなくなりました。
・肉、魚
お魚は週1回くらい食べます。
大型の魚は、生体濃縮によって重金属を多く含んでいるので避けています。
小型の魚で、地元の近海でとれた新鮮なものを選ぶようにしています。
・卵
平飼い有精卵はOKですが、体の反応があまり心地よくないので食べなくなりました。
・乳製品
グラスフェッドのバターや熟成したチーズを、嗜好品的にたまに食べる程度
・調味料
原材料に余計なものが入っていないもの、醤油や味噌は、しっかり発酵熟成されているものを選んでいます。
そうすると、お出汁やいろいろな味付けなど不要で、あとは野菜の旨味だけで美味しくいただけます。
他は、その都度必要かな、と思ったものをとるので変化しますが、最低限になるようにしています。
ある日のメニューは・・・
納豆、梅干、味噌汁(だしは具の野菜のみ)は毎日、他は、カリフラワーライス、しいたけ焼き、人参スティック(これも毎日。味噌をつけて食べる)、水菜と海苔のサラダ(ごま油、醤油、いりごま)、蒸したカブ(塩&オリーブオイル)。
毎日食べて大好きだった平飼いの卵も食べたくなくなり、かなり菜食に近い食生活ですが、食べたいときはなんでも食べると思います。単に、体が食べたくないものは食べないようにしている状態です。
体も生活も、全体的に、省エネになってきました
これまで、食べ物を、大量に消費・消化していましたが、体内のエネルギー代謝も年齢とともに変わり、燃費が良くなるようです。
そして、年齢とともに、衰える、病気になる、というのは、体の変化に合わせていけば、より健康で充実したものに変化させていけるのだと思いました。
一日一食や、ファスティング、断食など、最近実践されている方が増えていますものね。
食事内容・体調・排便など、毎日記録すると、不調などの原因がわかりやすくなる
この1年、スケジュール帳に、毎日「食事内容・体調・排便」などを記録してきました。
そうすることで、一見するとつながりがわからないこと、例えば、特定の食べ物が頭痛や関節痛の原因になっている、食べ物と排便の関係などが、長期に見ていくことで分かるようになってきます。
一般的に言われていることが、実際には自分に当てはまっていなかったり、良かれと思っていたことがむしろ自分には合っていなかった、ということがわかってきます。
私は、りんごが好きで、便秘にも良いと思い良く食べていましたが、実際には、お腹が張ったり、逆に便秘になったりして、SIBOの原因になっていたということがわかりました。
このようなことは、たくさんありました。
レクチンに関する情報も、全てがそのまま自分に当てはまるということではなかったので、このようにして、自分にどれがどのように当てはまるか、ということを一つ一つ見つけて原因を特定していきました。
また、自分の体の変化の時期や、季節的な影響によっても、食事や生活リズムの変化があるということも見えてきました。
頑なに「これ」と決めてしまわずに、その時々の体の変化に合わせていくという柔軟さも大切だと思います。
まとめ
リーキーガット対策をはじめて、一年後の経過を簡単ですが、まとめてみました。
本やネット上の情報を元にしながら、自分の体の状態に合わせて一つ一つ試してみながら、食事や生活を見直して1年が経ちました。
その時期によっても、少しづつ変化しているのがわかります。今では確実に、健康状態は良くなりました。
どの程度の好転反応が出るか、不調がなくなるまでどのくらい時間がかかるか、回復後の食事や生活はどうなるかなどは、人それぞれです。
どの程度これまで毒素を溜め込んでいるか、腸内細菌叢の状態はどうか、基礎代謝はどうか、日常生活の運動量はどのくらいか、住んでいる地域や生活環境はどうか、年齢やそもそもの体質などで、様々な要因が影響します。
私の経験談を紹介していますが、参考にされる場合は、そのまま自分に当てはめるのではなく、ご自身の状態に合わせて自己責任で参考にされていただければと思います。
これからも、良好な状態は維持しながら、年齢的な体の変化にも合わせて、継続して取り組んでいきたいと思います。